トランクルーム市場規模

1970年代に米国で生まれたトランクルーム(セルフストレージ)市場は、年平均10%の成長を遂げ、2023年には約430億米ドル(6兆4,000億円)の巨大マーケットとなっています。米国でのトランクルーム普及率は、10%(10世帯に1世帯が利用)と広く浸透し、この20~30年において、カナダ・オーストラリア・英国・ヨーロッパ・香港・シンガポールでも同様の成長率で拡大を続けています。

日本では、2001年にキュラーズ第1号店がオープン。日本のトランクルーム市場における新時代「品質の良い屋内型トランクルーム」の幕開けを告げることとなりました。海外市場と同様に日本市場においても、毎年約10%の成長を続け、2030年には1,300億円規模の拡大が見込まれています。
都市部を中心に居住面積の狭小化が進む中、利便性の高いエリアへの高品質なトランクルーム出店が増えたことで、消費者が受け入れやすい環境が整ったことが需要拡大の大きな要因の一つとなっています。

本ページにおいては、過去に弊社が配信したトランクルーム市場調査結果をご覧いただけます。

トランクルーム市場、
16年連続成長で850億円規模に

全国の店舗数14,000店を突破し、ファミリーレストラン市場を上回る規模に拡大

株式会社キュラーズ(本社:東京都品川区、代表取締役:スティーブ・スポーン)は、トランクルーム市場(屋内・屋外含む)に関する市場規模と成長予測に関する2025年度調査結果を、2025年6月12日(木)に公開しました。

2025年トランクルーム市場調査 市場規模約850億円16年連続成長を記録

調査サマリー

  • トランクルーム市場は2008年から16年連続で拡大し、2024年には約850億円に到達。
    今後も堅調な成長が見込まれ、2027年には1,000億円規模に達する見通し。
  • 全国のトランクルーム店舗数は14,860店舗と、ファミリーレストラン市場(10,025店舗*¹)を上回る規模に拡大。日常的な存在として、生活インフラの一部になりつつある。
  • 全国の延べ室数は62万室(626,418室)を突破し、統計史上最多を更新。
    個人・法人の多様なニーズに対応する形で供給も進む。
  • 屋内型トランクルーム市場では、キュラーズが17年連続でトップシェア(20%)を獲得。
    首都圏を中心に、堅実な出店戦略とブランド力を背景に成長。
  • 都市部の住環境の変化がトランクルーム需要を後押しし、市場はこの10年で約2倍に成長。
    約20年前に比べ、1戸あたりの平均床面積は約20㎡減少。収納スペースの不足を背景に、屋内型トランクルームの約4割(38%)が東京23区に集中するなど、都心を中心に利用が拡大している。

2025年 トランクルーム(屋内・屋外含む)市場規模

キュラーズ「トランクルーム市場調査」による最新の試算では、トランクルーム市場(屋内・屋外含む)が、調査を開始した2008年以来16年連続成長となる850億円規模に到達しました。今後も堅調な成長が見込まれ、2027年には1,000億円を超える市場に成長する可能性が予測されています。約10年で市場規模が2倍以上に拡大している業界は非常に少なく、再生可能エネルギー市場やデジタルトランスフォーメーション(DX)市場などの有望な分野に限られます。このような成長性から、国内外から高い期待と注目を集めています。
また、屋内型トランクルーム市場では、キュラーズが17年連続でトップシェア(約20%)を獲得しており、首都圏を中心に堅実な出店戦略とブランド力を背景に成長しています。

2025年 トランクルーム市場 成長予想

一戸当たり平均床面積とトランクルーム市場規模の推移

約20年前と比べ1戸あたりの平均床面積は20㎡も減少*²しており、都市部を中心に居住スペースは縮小傾向にあります。このような住環境の変化に伴い、収納スペースの不足が課題となっています。一方、2024年度に全国のトランクルームは14,860店舗を突破し、全国のファミリーレストラン10,025店舗*¹を超える規模に拡大しました。さらに、トランクルーム延べ室数は統計史上最多となる62万室(626,418室)を記録し、日常的な存在として都市部を中心に生活インフラの一部となりつつあります。

一戸あたり平均床面積とトランクルーム市場規模の推移

また、居住面積の狭小化は都心部だけでなく郊外にも波及しており、トランクルームが収納スペース不足の受け皿となっていることが推察されます。国土交通省の統計によると、約20年で首都圏の居住面積は8㎡(約4畳分)も減少*³しており、都市部を中心に居住スペースは縮小傾向にあります。かつては広々とした部屋に住めるイメージが強かった郊外マンションですが、資材や人件費などの建設コストの上昇を背景に、購入者の広さの優先順位は下がり、コンパクトな住戸も増加しています。
このような背景のもと、東京近郊(埼玉県、千葉県、横浜市、川崎市、厚木市)のトランクルーム店舗数は、統計を開始した2008年と比べて3倍以上に拡大しています(約1,100店→約3,500店)。これらの地域では、居住スペースの縮小とともに、トランクルームの需要が高まっていることが示唆されています。

トランクルームの利用前後で生活の満足度

キュラーズが2025年2月に実施したトランクルーム利用者を対象とした調査*⁴によると、トランクルームの利用前後で生活の満足度が「上がった」と回答したユーザーは72.7%にのぼりました。満足度が向上した具体的な理由としては、「自宅がスッキリし広く感じるようになった」(70.6%)が最も多く、次いで「収納スペースがスッキリし物の管理がしやすくなった」(62.0%)が挙げられています。
さらに、「必要以上に広い場所に住む必要がなくなり、居住費を抑えられ経済的負担が減ったと回答した人も14.9%おり、生活費の削減効果が見られます。トランクルームを利用することで、生活費の減少額として「10,000〜20,000円未満」が最も多く、24.2%を占めました。この結果から、トランクルームの利用には費用が発生するものの、家賃や光熱費などの圧縮により、全体的な生活費の削減につながっていることが示されています。

トランクルームの利用前後の生活満足度の変化について

*¹ 出店:日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査
*² *³出典:国土交通省 令和6年度住宅経済関連データ
*⁴ 出典:トランクルーム利用者の実態調査

調査概要

  • 調査期間:2025年1月~3月
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:トランクルーム(屋内・屋外)サービスを運営する主要事業者

※調査データはプレスリリース発表日現在の情報となります。
※本調査結果をご利用の場合は、「キュラーズ調べ」のクレジット記載をお願いいたします。

キュラーズについて

キュラーズは、全国70店舗、41,000室を展開する日本最大級のトランクルームです。質の高いトランクルームサービスやお客様本位の取り組みが認められ、様々な調査においてキュラーズが提供するサービスを評価いただき、2001年の創業以来のべ18万人以上のお客様にご利用頂いております。高まる収納ニーズを背景に、都心部を中心とした高品質トランクルームの出店を強化しています。

名称 株式会社キュラーズ
本社所在地 〒141-0032 東京都品川区大崎3丁目5番2号
ホームページ https://www.quraz.com/
代表者 代表取締役 スティーブ・スポーン
従業員数 203名(2025年1月現在)

本件に関する報道関係者からのお問合せ先

キュラーズPR事務局(㈱イニシャル内)担当:備前・菱沼・松本
TEL:03-5572-6316/MAIL:quraz_pr@vectorinc.co.jp

最新リリース

2025:https://www.quraz.com/info/pr/20250612.aspx(2025/6/12配信)

過去のリリース

2024:https://www.quraz.com/info/pr/20240624.aspx(2024/6/24配信)
2023:https://www.quraz.com/info/pr/20230727.aspx(2023/7/27配信)
2021:https://www.quraz.com/info/pr/20211111.aspx(2021/11/11配信)
2020:https://www.quraz.com/info/pr/20200708.aspx(2020/7/8配信)
2019:https://www.quraz.com/info/pr/20190523.aspx(2019/5/23配信)
2017:https://www.quraz.com/info/pr/20170222.aspx(2017/2/22配信)


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